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青空文庫

蟹工船

小林多喜二

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読了の目安: 約2時間

おい地獄さ行ぐんだで! 極寒の海で酷使される労働者たちが、やがて立ち上がる。

あらすじ

Story

函館を出発した蟹工船博光丸は、過酷な北海の荒波の中をカムサツカへ向けて進んでいきます。船内では、貧しい労働者や少年たちが劣悪な環境と暴力的な監督の下で過酷な労働に耐えていました。やがて猛烈な時化が襲いかかる中、別の船からの救難信号を受信しますが、監督によって冷酷に無視されるのでした。

物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。

読みどころ

Highlights
  • 函館の港を出発する雑夫や漁夫たちの絶望的な状況と、どん底の生活から抜け出せない当時の厳しい現実が描かれています。
  • 北海の荒波や吹雪の中、命がけで作業を強いられる労働者たちの過酷な環境と、人間扱いされない恐怖が克明に表現されています。
  • 利益を優先し、労働者の命を軽視する監督の冷酷な振る舞いと、それに対する船内での緊迫したやりとりが描かれています。

こんな人におすすめ

For you
  • 日本の古典文学に関心がある人
  • 過酷な労働を描いた社会派小説を読みたい人
  • 圧倒的な描写力を持つ文学に触れたい人

時代背景

Background

昭和初期の世界恐慌期、日本の資本主義が行き詰まりを見せる中で書かれました。北洋漁業の過酷な実態や、貧困にあえぐ労働者たちが使い捨てにされる搾取構造を告発する目的を持って発表されました。

作者について

Author

小林多喜二は、北海道で育ち、銀行員として働きながらプロレタリア文学の代表作を次々と発表しました。過酷な労働実態を鋭いリアリズムで描き出し、のちに治安維持法違反で検挙され拷問死するという悲劇的な生涯を送りました。

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