青空文庫
栄螺
田畑修一郎
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あらすじ
Story東京に暮らす私は、何年も夏の海から遠ざかっています。日本海の美しい海岸で育ち幼い頃は毎日海に入っていましたが、東京に出てからは一度も海水浴場へ出かけていません。ある夏、外房州の千倉へ滞在する娘の病気という電報を受けて急ぎ向かった私は、思わぬ再会と久しぶりの海での時間を過ごします。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 東京での暮らしの中で日本海の故郷の海を懐かしく回想する静かな語り口です
- 娘の病気の知らせに慌てて外房州の千倉へ向かった先での思いがけない体験が描かれます
- 不眠のまま迎えた朝の暑さの中で、久しぶりに海に入って過ごしたひとときが綴られます
こんな人におすすめ
For you- 故郷の海への郷愁を感じたい人
- 静かな生活のひとコマを味わいたい人
- 旅先での思いがけない時間を楽しむ人
時代背景
Background1940年8月に雑誌「新風土」で発表されました。第二次世界大戦へと向かう緊迫した時代背景の中にありながら、日常の記憶や旅先での静かな体験に目を向けた生活臭のある作品です。
作者について
Author島根県出身の小説家です。生活の細部を丹念にすくい取る作風を持ち、自然や日常の情景を描いた作品を多く残しました。
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- 出典 発表時期:青空文庫の作品データ(初出:「新風土」1940(昭和15)年8月)