青空文庫
弟子
中島敦
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孔子の弟子のなかで、最も一本気な子路。師を慕い続けた男の生涯。
あらすじ
Story魯の游侠の徒である子路は、賢者と噂される孔丘を辱めようと乗り込みますが、その圧倒的な存在感と教えに圧倒され、そのまま門人となります。気性の荒い子路と、常識的な完成と深い洞察を持つ孔子は互いに驚きつつも強い信頼で結ばれ、やがて孔子が政界で頭角を現すと、子路はその手足となって改革の実行に奔走することになります。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 初対面で孔子に挑みかかった子路が、その大きさに圧倒されてすぐに入門を果たす様子
- 粗野で形式嫌いな子路の無類の美点を、孔子だけが深く理解して高く評価している関係性
- 孔子の登用に伴って子路も政治家の宰となり、実際の改革の実行に生々しい手腕を発揮する場面
こんな人におすすめ
For you- 古典文学や歴史小説が好きな人
- 人間同士の深い絆を描いた物語が好きな人
- 不器用で真っ直ぐな生き様に惹かれる人
時代背景
Background春秋時代の中国を舞台としています。諸侯が争い、下剋上の風潮が満ちていた激動の社会背景の中で、孔子が説く道徳や礼楽、そして政治的な理想の実現がどのように試みられたかが描かれています。
作者について
Author漢文の響きをもつ格調高い文体で、人間の弱さと誇りを描きました。昭和初期に活躍した日本の小説家・中国文学者です。史記や漢籍などを下敷きにし、人間の心理の機微を深く掘り下げた独自の歴史的短編小説を数多く残しました。
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