青空文庫
信太妻の話
折口信夫
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読了の目安: 約46分
あらすじ
Story靖国神社の猿芝居で「葛の葉の子別れ」を見た著者は、信太妻伝説の背景やその変遷に思いを馳せます。浄瑠璃や説経節など、書物の世界と民間の伝承が交錯しながら伝説が形作られてきた歴史を、古今の文献を手がかりに丁寧な筆致で紐解いていきます。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 猿芝居での鑑賞体験をきっかけに、信太妻伝説の持つ二様の妥当性や背景について考察を進める点
- 浄瑠璃や説経節、そして『今昔物語』など古い記録に現れる狐の妻のモチーフを広く比較する点
- 民間伝承としての狐にまつわる諸伝承を辿り、祖先たちの生活や心理のありように迫る点
こんな人におすすめ
For you- 民俗学や伝説の変遷に興味がある人
- 古典芸能の背景にある物語を知りたい人
- 日本に伝わる狐の信仰に惹かれる人
時代背景
Background大正時代中期の日本において、民俗学の視点から古い伝承や芸能のあり方を再検討する気運が高まる中で書かれました。近代化が進む一方で、人々の記憶や口承の中に生き続ける古くからの民間信仰や異類婚姻譚の姿が、当時の社会背景と深く結びついています。
作者について
Author柳田国男とともに日本民俗学の基礎を築いた民俗学者であり、国文学者です。独自の鋭い視点から日本人の精神生活や古伝の諸相を掘り下げ、後の研究に大きな足跡を残しました。
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- 出典 発表時期:青空文庫の作品データ(初出:「三田評論 第三二〇・三二二・三二三号」1924(大正13)年4月6月7月)
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