青空文庫
翁の発生
折口信夫
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読了の目安: 約47分
あらすじ
Story能や猿楽に登場する「翁」の起源を、沖縄での実地調査や古い文献を手がかりに、形式面から解き明かそうとする民俗学の論考です。老人の姿をした神「まれびと」の来訪や、芸能としての翁舞が成立した歴史的背景をたどります。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 沖縄諸島での調査をもとに、芸能の原点にある「まれびと」信仰の実態を探る視点
- 実生活上の老夫ではなく、神事の宿老や舞人の長に由来する「おきな」の語源の考察
- 田遊びや呪師猿楽など、諸芸能の変遷と翁の結びつきを追う具体的な分析
こんな人におすすめ
For you- 民俗学の古典に関心がある人
- 能や狂言の歴史を知りたい人
- 日本のお祭りの原形を探る人
時代背景
Background昭和初期に民俗学者・折口信夫によって書かれた作品です。古代の神事や芸能の記録と、沖縄に残る生きた伝承を結びつけることで、日本人の信仰の根底にある「まれびと」の概念を明らかにしています。
作者について
Author折口信夫は、柳田国男に師事して日本民俗学を大成させた学者であり、詩人・国文学者としても独自の境地を拓きました。古代の芸能や信仰の本質に迫る鋭い洞察は、今なお多くの文化研究に強い影響を与え続けています。
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