青空文庫
狼森と笊森、盗森
宮沢賢治
読む
読了の目安: 約10分
あらすじ
Story岩手山のふもとにある四つの森は、自分たちを育てた歴史を知る黒坂森の大きな巌から語られます。大昔の噴火で生まれた森に、ある秋、四人の百姓たちが家族とともにやって来ます。森の許可を得て小屋を建て、畑を耕して暮らすようになった人々でしたが、厳しい冬と春を経て、やがて奇妙な出来事が起こります。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 黒坂森の巌が語る昔話として、四つの森が生まれた経緯や名前の由来が明かされます
- 開拓のためにやって来た百姓たちと、人間の問いかけに一斉に応える森の不思議なやり取りが描かれます
- 過酷な自然のなかで暮らす家族の営みと、ある朝突然起きた子供たちの失踪という謎に向かいます
こんな人におすすめ
For you- 自然と人間との関係を描いた物語が好きな人
- 岩手の豊かな風土を感じる民話風の作品を読みたい人
- 詩的な美しい言葉づかいの文章に触れたい人
時代背景
Background大正時代後期、岩手県の豊かな自然や農村風景を背景に執筆されました。作者が愛した故郷の風土や、人間と自然が共存する世界観が作品の大きな軸となっています。
作者について
Author岩手県出身の詩人・童話作家として、農業技師の経験も持ちながら多くの優れた作品を残しました。独自の自然観や優しさに満ちた童話の世界は、今なお広く読み継がれています。
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