青空文庫
簡略自伝
佐左木俊郎
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あらすじ
Story明治三十三年、宮城県の没落する農家に生まれた著者は、家計を立て直そうとする父の失敗により貧困の中で育ちます。中学校への進学を諦め、機関車への憧れから北海道へ渡り機関庫で働き始めます。その後、父に連れ戻され実家に戻った彼は、読書に没頭しながら鬱々とした日々を過ごし、やがて上京を決意します。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 当時の農村が直面していた過酷な没落の現実が、淡々とした筆致で率直に描かれています。
- 機関車への強い憧れを抱いた少年が、故郷を飛び出し北の大地で働く様子が印象的です。
- 様々な雑誌や読み物に触れながら、文学への関心を深めていく内面の軌跡が示されています。
こんな人におすすめ
For you- 明治時代の農村の暮らしに関心がある人
- 労働者の生き方に触れる手記を読むのが好きな人
- 一人の人物の若き日の記録に興味がある人
時代背景
Background明治末期から大正時代にかけて、日本の農村では小農層の没落が大きな社会問題となっていました。本作は、そうした時代の波を真っ当に被った農家の家計崩壊と、そこから這い上がろうとする若者の現実をありのままに映し出しています。
作者について
Author佐左木俊郎は、1900年生まれの小説家・プロレタリア文学者です。自らの過酷な労働体験や農村生活の現実を素材にした作品を多く残し、初期の労働者文学・農民文学の分野において独自の足跡を印しました。
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