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青空文庫

霧の不二、月の不二

小島烏水

この作品は、お住まいの地域ではまだ著作権の保護期間中か、保護期間が終わっていることを確認できていないため、本文を公開していません。

あらすじ

Story

富士山麓の山々を巡った作者は、東海道を汽車で御殿場へと下り、富士登山の客となります。旅館の主人の勧めを断り、一本の金剛杖を手に朝まだきの裾野へ歩みを進めます。色鮮やかな草花や木々を抜けて進む道中、雲の切れ間に姿を現す富士の圧倒的な山容を描き出します。

物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。

読みどころ

Highlights
  • 富士山を囲む周囲の山々から見下ろす独自の視点や、圧倒的な高さを謙虚な大君に例える独自の表現です。
  • 裾野の道中で目にする虫の音や風、女郎花や桔梗などの豊かな草花の色彩を細やかに描写しています。
  • 雲の動きや熔岩の露わな山肌の変化をとらえ、女性的な美しさとは異なる厳かな神威を伝えます。

こんな人におすすめ

For you
  • 日本の美しい自然景観や山岳紀行の文章を好む人
  • 富士山の圧倒的な姿や古の登山の情景に触れたい人
  • 静謐で情緒豊かな日本語の風景描写を味わいたい人

時代背景

Background

明治時代後期から昭和初期にかけて、近代的な登山文化が日本に定着し始めた時期に書かれました。著者は日本アルプスの開拓や紹介に尽力した人物であり、西洋的なスポーツ登山とは異なる、日本固有の山に対する畏敬の念や情緒が込められています。

作者について

Author

小島烏数は明治から昭和にかけて活躍した登山家であり、文筆家です。日本アルプスの美しさを広く紹介し、近代日本における登山文化の基礎を築いた人物の一人として知られています。自然に対する深い観察眼と豊かな文芸的素養を生かし、数多くの優れた山岳紀行文を残しています。

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