青空文庫
玄関の手帖
林芙美子
この作品は、お住まいの地域ではまだ著作権の保護期間中か、保護期間が終わっていることを確認できていないため、本文を公開していません。
あらすじ
Story信州から上京した十八歳の甥・常次は、軍需工場で働くため大森の兵器会社へ就職します。日給の良さや大きな機械に驚きつつも、希望に燃えて懸命に働く姿が描かれます。一方、七十五歳のつゆは、娘から貰った小遣いを懐に、浅草へ向けて密かに家を抜け出します。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 田舎から上京した青年が軍需工場での労働に胸を躍らせる新鮮な驚きが描かれています。
- 日々のささやかな労働と生活の営みが、戦時下の空気感とともに丁寧に写し出されています。
- 老いた女性が家庭の小言から離れて外へ出る時の、ひそやかな解放感が描かれています。
こんな人におすすめ
For you- 昭和初期の生活描写が好きな人
- 戦時下の日常に興味がある人
- 登場人物の細やかな心理を味わいたい人
時代背景
Background日中戦争から太平洋戦争へと向かう昭和モダンの時代、軍需産業が拡大し、多くの地方の若者が労働力として都市へ動員された社会背景が反映されています。
作者について
Author貧しい九州での少女時代を経て、生活者の視点から底辺の人々を描き続けた作家です。女性や労働者の日常をリアルな筆致で捉える作風で知られています。
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