青空文庫
浮世絵の曲線
寺田寅彦
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読了の目安: 約7分
あらすじ
Story浮世絵の知識が乏しいと謙遜しながらも、色彩を排除し黒白の切片や曲線に着目することで、その美の要素を独自の視点から解き明かそうと試みる随筆です。美術鑑賞の新鮮なアプローチが静かに描かれています。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 色彩を剥ぎ取り、黒白の切片や曲線という抽象的な要素から浮世絵の美の正体に迫る独自の視点です。
- 科学的な眼差しを持つ物理学者でありながら、美術の細部に宿る調子や節奏を見つめる丁寧な観察眼が光ります。
- 限られた知識から出発しながらも、自由な思考の実験を楽しむかのような知的で謙虚な語り口が魅力です。
こんな人におすすめ
For you- 美術の新しい見方を知りたい人
- 科学と芸術の交わりに関心がある人
- 静かな思索の時間を楽しみたい人
時代背景
Background大正から昭和初期にかけて、西洋美術や近代美術が流入し、日本古来の美術が新たな文脈で捉え直される中で書かれました。物理学者が科学的思考を美術鑑賞に応用するという時代の空気が反映されています。
作者について
Author東京帝国大学教授を務めた物理学者であり、夏目漱石に師事した俳人・随筆家です。科学的な客観的眼差しと文学的な感受性を融合させた、独自の位置づけを持つ名文を数多く残しています。
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