青空文庫
映画雑感(Ⅰ)
寺田寅彦
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読了の目安: 約54分
あらすじ
Story当時の映画作品群を鑑賞した著者が、映像と音響の組み合わせや機械の描写、モンタージュ手法について率直な感想を綴ります。南極探検の記録映画から劇映画まで、具体的な場面を取り上げながら、映画という表現媒体の本質や独自の面白さに迫っていく随筆です。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 活動映画が映し出す南極探検の流氷や犬の姿から、静止画では味わえない真実の臨場感を描き出しています
- モロッコにおける太鼓や靴音といった単調な音のモチーフが、劇中のドラマを効果的に構成する手法を分析しています
- 映画のモンタージュ技法と日本の俳諧連句や生け花などの伝統的な取り合わせの精神との共通性を考察しています
こんな人におすすめ
For you- 映画の歴史や批評に興味がある人
- 随筆という形式で綴られる鋭い鑑賞眼を楽しみたい人
- 昭和初期の文化や受容のあり方を知りたい人
時代背景
Background昭和初期、トーキー映画の導入や外国映画の本格的な流入によって、日本の映画文化が大きな転換点を迎えていた時代に書かれました。
作者について
Author物理学者でありながら随筆家としても多大な業績を残し、科学的な眼差しと豊かな文学的感性を融合させた文章を数多く発表しました。
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