青空文庫
獄中への手紙
03 一九三六年(昭和十一年)
宮本百合子
この作品は、お住まいの地域ではまだ著作権の保護期間中か、保護期間が終わっていることを確認できていないため、本文を公開していません。
あらすじ
Story一九三六年春、宮本百合子は保釈されて慶応病院に入院します。彼女は、まだ公判がすまないために面会も手紙も許されない獄中の宮本顕治に向けて、いつか届くことを願いながら日々を綴る手紙を書きはじめます。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 獄中にいる夫への募る思いを胸に、日常の細やかな出来事や読書の喜びを綴る手紙の形式をとっています。
- 心臓の弱さや父の死といった自らの深い人生経験を振り返りつつ、前を向いて生きる力強い姿が描かれています。
- 厳しい状況の中にあっても、家族や友人たちとの温かな交流や生活の営みが生き生きと描写されています。
こんな人におすすめ
For you- 書簡という形式の文学が好きな人
- 困難な時代を生き抜いた女性の記録を読む人
- 落ち着いた生活の描写に触れたい人
時代背景
Background昭和初期、治安維持法違反などで夫の宮本顕治が収監され、自身も検挙や裁判といった過酷な弾圧のなかにありました。軍国主義へと向かう不自由な社会状況のなかで、著者は限られた自由のなかで執筆と生活を立て直そうとしています。
作者について
Author日本のプロレタリア文学を代表する作家の一人で、生活者としての視点と強い社会性を持ち合わせた作品を数多く残しました。苦境にあっても人間としての尊厳や知的探求を失わない姿勢が、その生涯と文学を貫いています。
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