青空文庫
獄中への手紙
04 一九三七年(昭和十二年)
宮本百合子
この作品は、お住まいの地域ではまだ著作権の保護期間中か、保護期間が終わっていることを確認できていないため、本文を公開していません。
あらすじ
Story市ヶ谷刑務所にいる顕治へ向け、駒込林町から目白の新居への引越しや、日々の執筆活動、知人を巡る出来事を綴った手紙です。生活のなかの細やかな出来事や、文学をめぐる思索が率直に描かれます。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 獄中にいる顕治の体調を気遣いながら、自身の新しい生活の様子や日々の細かな出来事を生き生きと報告しています。
- 横光利一の作品批評やジイドの旅行記に対する考えなど、当時の文学界や自身の執筆活動について率直に綴られています。
- 新居での暮らしや同居する人々との関係性に悩みつつも、生活を整えて勉強に励もうとする真摯な姿勢が表れています。
こんな人におすすめ
For you- 宮本百合子の生き方に触れたい人
- 昭和初期の文学者の日常に関心がある人
- 丹念な手紙の文面を味わいたい人
時代背景
Background昭和12年(1937年)初頭、日中戦争前夜の緊迫した社会情勢の中で書かれました。夫である宮本顕治が治安維持法違反などで収監されている状況下での、著者の生活と文学に向き合う日々が記録されています。
作者について
Author明治末期から昭和にかけて活動したプロレタリア文学の代表的な作家です。社会の矛盾や女性の自立をテーマに多くの作品を残し、弾圧や困難な時代の中でも執筆と人間性の追求を続けました。
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