青空文庫
獄中への手紙
09 一九四二年(昭和十七年)
宮本百合子
この作品は、お住まいの地域ではまだ著作権の保護期間中か、保護期間が終わっていることを確認できていないため、本文を公開していません。
あらすじ
Story戦時下の厳しい状況で検挙され、拘置所で熱射病を患って自宅へ戻った作者が、獄中にいる夫へ宛てて書いた手紙です。視力をほとんど失いながらも、家族や周囲の人々に支えられ、日々の暮らしや読書の喜び、身体の回復に向かう様子を綴っています。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 過酷な獄中生活を送る夫を気遣いながら、自宅での療養生活や家族の様子を細やかに伝える温かなまなざしが描かれています。
- 視力を失い文字が書けない中で、周囲の人々に代筆を頼み、ユーモアを交えながら懸命にコミュニケーションを取る姿が印象的です。
- 日々の読書感想や季節の移り変わりに対する繊細な感覚が、静かで落ち着いた文体を通して豊かに表現されています。
こんな人におすすめ
For you- 宮本百合子の作品に関心がある人
- 書簡という形式の文学が好きな人
- 戦時下の日常や内面を描いた記録に触れたい人
時代背景
Background太平洋戦争中の昭和十七年、治安維持法違反などの嫌疑で検挙された宮本百合子は、巣鴨拘置所に収監されました。劣悪な環境による熱射病で一時意識不明に陥り、自宅療養を余儀なくされた過酷な実体験が、この書簡の背景にあります。
作者について
Author明治末期から昭和にかけて活動した日本の女性小説家であり、プロレタリア文学を代表する作家の一人です。弾圧や夫の投獄という過酷な運命に翻弄されながらも、人間としての誠実さと文学への情熱を貫き通しました。
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