青空文庫
獄中への手紙
11 一九四四年(昭和十九年)
宮本百合子
この作品は、お住まいの地域ではまだ著作権の保護期間中か、保護期間が終わっていることを確認できていないため、本文を公開していません。
あらすじ
Story新年を迎えた駒込林町の自宅で、静かな意気込みをもって新しい暮らしと勉強を始めます。寒さのなかで身を整えながら、バルザックやユーゴーなどの世界文学を緻密に読み込み、その感想を生き生きと書き綴っていきます。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 厳しい状況のなかでも、身の回りを整え新たな心持ちで新年を迎える穏やかな日常の描写が描かれています。
- バルザックやユーゴーの作品を深く読み込み、同時代の歴史観や人間描写について鋭い考察を展開しています。
- 獄中にいる夫への深い愛情と、文学を通じた知的な交感がいきいきと表現されています。
こんな人におすすめ
For you- 宮本百合子の生き方に触れたい人
- 近代の文学的読書に関心がある人
- 手紙という形式の文学が好きな人
時代背景
Background太平洋戦争中の1942年(昭和17年)初頭に書かれました。戦時下の統制や思想弾圧が厳しさを増す社会状況のなかで、治安維持法違反で獄中にあった夫・宮本顕治に向けて自宅から宛てられた手紙です。
作者について
Author1899年生まれの小説家・評論家です。プロレタリア文学の旗手として活躍し、弾圧や夫の投獄という過酷な運命のなかでも、一貫して人間的な真実と文学の道を追求し続けました。
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