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青空文庫

獄中への手紙

12 一九四五年(昭和二十年)

宮本百合子

この作品は、お住まいの地域ではまだ著作権の保護期間中か、保護期間が終わっていることを確認できていないため、本文を公開していません。

あらすじ

Story

戦時下の巣鴨拘置所にいる夫へ宛てて、東京の自宅から日々の生活を綴った手紙です。空襲の脅威や水道管の凍結といった過酷な現実の中でも、季節の移り変わりや読書、周囲の人々との交流を細やかに見つめ、精神の平静と仕事への意欲を保ちながら力強く暮らす様子が描かれています。

物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。

読みどころ

Highlights
  • 戦時下の日常に訪れる空襲の緊迫した様子と、その中で胸をなで下ろす生活者のリアルな感情が描かれています。
  • 手仕事や読書、季節の草花を愛でる細やかな描写を通じて、困難な状況下でも失われない精神の豊かさが伝わります。
  • 冷え込む冬の寒さや水不足に苦労しながらも、日々の営みをユーモアを交えて前向きに受け止める文体が魅力です。

こんな人におすすめ

For you
  • 手紙という形式の文学を読むのが好きな人
  • 昭和の生活や戦時下の歴史に興味がある人
  • 困難な中でも日常を大切にする姿勢に触れたい人

時代背景

Background

太平洋戦争末期の1945年(昭和20年)初頭、空襲が激化し物資が極端に不足していた日本で書かれました。治安維持法違反などで投獄された夫との緊密な文通を通じて、当時の過酷な世相と生活の苦労が生々しく反映されています。

作者について

Author

日本のプロレタリア文学を代表する作家の一人で、生活者としての視点から女性の生き方や社会の矛盾を描き続けました。本作は、過酷な獄中生活を送る夫へ向けた、妻としての深い愛情と揺るぎない精神を示す重要な作品です。

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