青空文庫
時限爆弾奇譚
――金博士シリーズ・8――
海野十三
この作品は、お住まいの地域ではまだ著作権の保護期間中か、保護期間が終わっていることを確認できていないため、本文を公開していません。
あらすじ
Story科学発明王・金博士が上海の新聞に出した奇妙な警告文から物語は始まります。数十年前に研究した十二個の長期性時限爆弾が、十二月二十六日に満十五年の時限満期を迎えるというのです。柱時計や水甕といった身近な品が挙げられていたため、人々は大混乱に陥り、街中は未曾有の大騒動へと発展していきます。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- どこにでもある身近な日用品が時限爆弾に指定され、人々がパニックに陥る滑稽な描写です。
- デマや流言飛語がいかに瞬く間に社会を混乱させ、大騒動を引き起こすかを描くユーモアです。
- 次々と奇想天外な行動に出る人々の慌てぶりがテンポよく描かれる、風刺的な面白さです。
こんな人におすすめ
For you- パニック小説が好きな人
- ユーモア溢れる短編小説を読みたい人
- 一風変わったドタバタ劇を楽しみたい人
時代背景
Background太平洋戦争開戦の年である昭和十六年十二月に発表された作品です。緊迫した時局のなかで、あえて世の中の混乱や人間心理の滑稽さをユーモラスに描くことで、独特の風刺性が込められています。
作者について
Author日本のSF小説の草分け的存在であり、科学知識を駆使した探偵小説や奇想天外なアイデアの短編を多く残しました。本作でもその独自の空想力が発揮されています。
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- 出典 発表時期:青空文庫の作品データ(初出:「新青年」1941(昭和16)年12月)