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青空文庫

鸚鵡

――大震覚え書の一つ――

芥川竜之介

この作品は、お住まいの地域ではまだ著作権の保護期間中か、保護期間が終わっていることを確認できていないため、本文を公開していません。

あらすじ

Story

大正十二年九月十四日の日付を持つ、震災時の覚え書きです。本所に住む一中節の師匠・鐘大夫は、十七歳の孫娘と鸚鵡の五郎を連れて逃げ惑います。火の手が迫る中、孫娘とはぐれてしまい、荷物の山が行く手を阻む雑踏を、鎧橋へと進んでいく混乱の様子が描かれています。

物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。

読みどころ

Highlights
  • 大正関東地震の混乱の中を逃げ惑う人々の姿が生々しく描かれています
  • 孫娘を失った焦燥と、手元の鸚鵡の籠という対比が印象に残ります
  • 誇張を抑えた淡々とした記録の文体が、かえって緊迫感を伝えます

こんな人におすすめ

For you
  • 大正時代の記録に興味がある人
  • 震災を描いた文学を読む人
  • 淡々とした文体を好む人

時代背景

Background

大正十二年九月一日に発生した関東大震災の直後に執筆された作品です。作者自身も被災しており、そのときの体験や見聞きした光景が、冷静な筆致で記録として落とし込まれています。

作者について

Author

大正期に活躍し、巧みな心理描写と多彩な短編で近代日本文学に大きな足跡を残した作家です。後年の作品群では、自身の体験や社会の現実を題材にした私小説的な境地も示しました。

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