青空文庫
思想なき眼
――「危険な関係」に寄せて――
坂口安吾
この作品は、お住まいの地域ではまだ著作権の保護期間中か、保護期間が終わっていることを確認できていないため、本文を公開していません。
あらすじ
Storyフランスの作家ラクロの書簡体小説を手がかりに、人間の実相や良俗に対する作家の姿勢を論じていきます。思想を持たない独自の眼によって人間の真実を見つめた作品の本質に迫り、古典的な名作と人間心理の普遍的なあり方について鋭い考察を展開しています。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 良俗に反する悪徳の書であると自覚された古典の特質を独自の視点で読み解いています
- 作者の思想が作中人物に及ばないというラクロの小説の特異な構造に注目しています
- 兼好法師の眼との比較を通じて人間の実相に対する態度の違いを明らかにしています
こんな人におすすめ
For you- 古典文学の批評やエッセイに関心がある人
- 人間の心理や本質を捉えた思索に触れたい人
- 文学作品の新しい読み方を知りたい人
時代背景
Background第二次世界大戦後の混乱が残る昭和二十二年に発表されました。戦後の価値観の転換期において、人間の本質や道徳、社会規範に対する独自の視点が求められた時代の空気の中で書かれています。
作者について
Author独自の鋭い観察眼と率直な物言いをもって、戦後日本の文壇で強い存在感を示した作家です。人間の心理や行動の本質を容赦なく見つめる批評的な文章を数多く残し、日本文学に大きな足跡を残しました。
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- 出典 発表時期:青空文庫の作品データ(初出:「世界文学 第一四号」1947(昭和22)年10月10日)