青空文庫
耳無芳一の話
小泉八雲
翻訳: 戸川明三
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琵琶法師の芳一が、毎夜平家の亡霊に呼ばれて琵琶を語る。
あらすじ
Story壇ノ浦の古戦場近くにある阿弥陀寺に住む盲目の琵琶法師・芳一は、平家物語の弾奏に優れた名手でありました。ある夏の夜、寺に残って縁側で涼んでいた芳一のもとに、鎧をまとった不気味な武士が現れます。その武士は、高貴な方に琵琶を聴かせてほしいと告げ、芳一を夜の闇の中へ連れ出していきます。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 壇ノ浦の歴史的背景と平家の怨霊がもたらす奇怪な現象の描写
- 非凡な琵琶の腕前を持ちながらも数奇な運命に巻き込まれる芳一の姿
- 真夜中に突如として訪れた武士に導かれ、未知の空間へ連れ去られる緊張感
こんな人におすすめ
For you- 怪談や日本の古い伝承が好きな人
- 重厚で美しい文章の物語を楽しみたい人
- 平家物語の世界観に興味がある人
時代背景
Background小泉八雲が日本に帰化し、古くから伝わる怪談や民間伝承を独自の視点で再構成して発表した作品です。西洋の文学的感性を通すことで、日本独自の死生観や哀切な雰囲気が鮮やかに浮かび上がります。
作者について
Authorギリシャに生まれ、各地を転々としたのちに日本に移住した作家です。日本の風土や文化、特に名もなき人々の語り伝える伝承に深く魅せられ、数々の怪談文学を残して日本の近代文学史に独自の足跡を印しました。
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