青空文庫
月に吠える
02 月に吠える
萩原朔太郎
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読了の目安: 約49分
病的なまでに鋭い感覚で、近代の孤独を歌い上げた詩集。日本の口語自由詩はここから変わった。
あらすじ
Story孤独な病む魂の叫びや鋭敏な神経を、清澄かつ不穏な言葉と独自のリズムで表現した近代詩集です。自然主義が支配していた当時の詩壇に抗い、感情そのものの本質を凝視して新しい叙情詩の地平を切りひらきました。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 定型詩の枠組みを超えた、鋭く研ぎ澄まされた独自の切ないリズム
- 病的な神経や孤独を真摯に見つめる、透明で冷涼な情感の表出
- 月や竹、動物などをモチーフにした、幻想的で凄みのある世界観
こんな人におすすめ
For you- 孤独や寂しさを深く感じている人
- 鋭敏な言葉の響きやリズムを味わいたい人
- 近代日本詩の革新に触れたい人
時代背景
Background大正初期の日本文学界は、自然主義文学が主流であり、個人の内面や感情的な表現は軽視されていました。そのような時代にあって、伝統的な詩のあり方に疑問を抱いた作者らは、人間の内面的な感情や独自の叙情を取り戻すため、時流に逆らう形で新しい表現を模索しました。
作者について
Author群馬県高崎市に生まれ、神経質で孤独な青春時代を送った詩人です。室生犀星らと共に雑誌を創刊し、感情を重視した近代詩の新しいスタイルを確立しました。日本近代詩の歴史において、口語自由詩の表現を極めたもっとも重要な詩人として位置づけられています。
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