
Project Gutenberg · ドイツ語
Der Zauberberg. Zweiter Band
魔の山(下巻)
Thomas Mann
読む
読了の目安: 約20時間(日本語に翻訳しながら読む場合)
あらすじ
Storyスイスの山上の療養所で暮らす青年ハンス・カストルプは、無限に流れる時間や医学的な数値に疑問を抱きます。規則正しい生活を送る従兄弟のヨアヒムもまた、病状を数値化する制度に反発を覚えるようになっていました。春の訪れとともに、かつて印象的な出会いを残して去っていった女性との日々や、過ぎ去った時間の重みが静かに意識されていきます。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 時間とは何かという抽象的な問いから始まり、療養所の生活における特異な時間の感覚が描き出されます。
- 厳格な規律を守ってきたヨアヒムが、病状を示す数値に対して激しい不満と焦燥をあらわにします。
- 過去に起きた出来事や去っていった人々への記憶が、主人公の胸の内で静かに反芻されます。
こんな人におすすめ
For you- 哲学的な思索に触れたい人
- 重厚な長編小説をじっくり味わいたい人
- 静謐な山の空気を感じたい人
時代背景
Background第一次世界大戦前のヨーロッパにおける閉塞した社会状況や、結核療養所の特異な生活環境が色濃く反映されています。
作者について
Authorドイツの巨匠トマス・マンが、自身の療養体験や時代への深い洞察をもとに書き上げた、近代文学を代表する大作です。
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