青空文庫
赤いろうそくと人魚
小川未明
読む
読了の目安: 約13分
あらすじ
Story北の冷たい海に棲む女の人魚は、生まれてくる子供に悲しい思いをさせたくないと願い、人間の世界で育ててもらうため陸へ向かいます。一方、海岸の町でろうそくを売る老夫婦は、神社の帰り道に赤ん坊を見つけます。夫婦はその赤ん坊を家に連れ帰り、育てることに決めますが、その子の胴から下のほうは魚の形をしていました。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 冷たい北の海に棲む人魚が抱く、我が子の幸せを願う切ない親心が描かれています。
- 月明かりに照らされた荒い波や、寂しい海の情景が美しく表現されています。
- 貧しいながらも信心深い老夫婦の日常と、不思議な赤ん坊との出会いが静かに始まります。
こんな人におすすめ
For you- 切ない童話や民話の雰囲気が好きな人
- 静かな描写の物語をじっくり味わいたい人
- 北国の海や自然の情景に惹かれる人
時代背景
Background大正時代から昭和時代にかけて、日本の近代童話の礎を築いた小川未明による作品です。貧しさや孤独の中にある人間の心理や、社会の厳しさが童話の形式を通して鋭く描かれています。
作者について
Author小川未明は「日本のアンデルセン」とも称される児童文学者です。多くの優れた童話を遺し、子どもだけでなく大人も読める文学としての童話の価値を高めました。
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