青空文庫
山の人生
柳田国男
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読了の目安: 約3.5時間
山に入ったまま帰らない人、山で出会った不思議なもの。柳田国男が集めた山の話。
あらすじ
Story著者である柳田国男が、かつて山中で見聞きした人間の悲劇や、理由もなく山へ入り込んで還らなくなった人々の不可思議な事例を回想します。山に埋もれた人生や遁世、さらに山野の民の生活に潜む、知られざる現実の姿を描き出します。
物語の序盤までの紹介です。結末には触れていません。
読みどころ
Highlights- 山の中で炭焼きの親が子供を殺してしまった悲惨な事件の記憶を語っています
- 火を用いず深山で暮らした少年の話など、山へ消えた人々の奇妙な事例を挙げています
- 東北地方に伝わる狩猟生活を送るマタギの特異な風習と伝承について述べています
こんな人におすすめ
For you- 日本の民俗学に関心がある人
- 山と人との歴史に興味がある人
- 静かな語り口の随筆を好む人
時代背景
Background大正時代中期、近代化の波が進む一方で、地方や山間部にはまだ古い伝承や独自の生活様式が色濃く残っていました。本書は、そうした人々の記憶や記録をもとに、日本人の潜在的な意識やかつての生存の様式を探求しようとする民俗学の試みとして書かれました。
作者について
Author日本の民俗学の創始者として知られる柳田国男は、官僚としての傍ら全国を歩き、常民の生活や信仰、伝承を深く掘り下げました。本書は、彼が長年温めてきた山中の人間や隠遁に関する事例をまとめ、新しい学問の視点を提示した重要な一冊です。
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